2011年5月15日日曜日

結局ウィキバンクは存続できませんでした

ウィキバンク創業のとき、こんなことを考えました。
  1. 金利に上限を設けるなんてぇことをしちゃーいけねぇやな。
  2. この国は憲法で表現の自由も、職業の自由も謳っているのに、儲けに上限なんておかしいじゃないの。
  3. 徹底的な情報公開で自己責任を追及してこそ、新しいビジネスが生まれるはずだけどなぁ・・・。
結局マネオさんが一人残りました。2011年4月の貸出残高は445百万円です。この1.5%が同社の手取りになるはずです。ということは667.5万円にしかならんのです。これじゃあなた社長の給料だってだせません。セミナーや、資本注入のオファーをしてますがまぁ昼飯代の足しにはなっても、正式のディナーなんて夢のまた夢。

ウィキバンクの当初目標は3年以内に貸出残高10億円としました。この1.5%が手取り収入になるので1500万円です。これって家賃や毎月の経費を引いたら最高でも1200万の給与しかでません。一人でコツコツやるには適していますが、貸し倒れや返済遅延が発生すればただちにこの予定収入は10%、20%減ってしまいます。

マネオの社長にも一度お会いして金融庁との交渉ごとをうかがいましたが、そりゃぁまぁ彼らのやり方は官僚そのものなんです。そして官僚は新しいことや、人の役に立つことなんかはどうでも良いんです。自分の首がつながって定年まで勤められれば万歳なんですから。

今回の原発事故や、復興支援に見事その体質が浮き彫りにされています。そしてこの傾向を変えようにも、人員を全とっかえしない限り絶対に無理。

まぁ、自分の努力不足を棚に上げて人を批判してはいけませんが、政治が官僚を容認しているかぎり、日本は良い国にはなりません。大変に残念ですがね。70年も生きてくるともう分かるようになっちゃいます。

批判は簡単、ならどうするの?道州制の導入、役人の半減、議員定数をあらゆる階層において1/3にすることです。そして民営化を大胆に推進しなければ財政の建て直しはできません。そしてそんな話をしていたら、サッチャーのケースを持ち出してきて小池氏を首相にしよう、という盛り上がりになりました。

男はしがらみを切れるわきゃー無いよ、だからここは彼女しかいない!というけつろんになったのであります。

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