2007年11月9日金曜日

貸金業に対する偏見?

もう数十年のつきあいの友人たち、「お前なによ、いまさら・・・」という枕詞で貸金業を始めたことへの返答が始まります。一つには60過ぎてなにもいまさら手馴れていないことを、という意味と、多分金貸しというイメージにつきまとう陰湿なものへの反発だと思います。

後者について言えば実はぼく自身、そんなイメージが強くて克服するのにかなり時間が必要ではありました。でも困ったことに「銀行」は違うイメージがあるんですね。「お堅いところ、きちんとしている」などなど。

でも根っこは一緒。銀行の仕事は預かったお金をしっかり保有し続けることと同時に、それを活用して利益を生まなくてはならないわけでして、活用する=金を貸す。こうなるわけです。

なぜ銀行=金貸しなのにイメージが良いのか。一つには一般貸金業とは切り離して政府が管理監督してきた結果だと思っています。これすなわち差別化、あるいは単なる差別、あるいは余計なお世話。

ウィキバンクの形態でぼくが一番誇りに思っているのは「自己責任をシステムにしている」点です。多重債務者、懲りない面々、は基本的に人も金も自分の金もその差別をなくしている、のではないのだろうか?というのが現今の感想でもあります。

こういえる理由がぼくにもあるからです。かのめちゃめちゃな世の中だったバブルの時期、ぼくも必要のない金を借りた覚えがあります。もうなくなっちゃったからいいでしょうけど東海銀行の営業がしつこくきて、貸してやる、個人的に貸してやるというもんですから、世の中の動きも良くわからず、バブル末期に1億円以上の借金を抱え込みました。

それから一年もたたないうちにバブルがはじけ、担保になっていた株券は大暴落!そしてその担当営業はどっかへ行っちゃったんです。まぁ別に責めるつもりもなかったけど、おそらくほかへ行っても同じことをやってたんでしょうね。

それで銀行全体で強烈な人事異動が内密に行われたと、勝手に想像しています。

困ったことに金があれば使い道を考える。まして社長の息子で金に不自由がなかった分、金は天下の回り物、それも自分のところを抜かして回ることがある、などとは考えもしなかったぼくとすれば泥沼です。借りたものはかえさなくちゃいけない。

そしてそれから15年。いまだにこつこつ・・・・・

結局ぼくが悪いんです。計画性もなにもなしにお金を借りると、使い道ばかり考えて返すことを考えない、それを身をもって覚えこまされてしまいました。

で結局何が言いたいかというと、計画性の有無、返す覚悟の有無、前向きに進み続けることの可否などいくつかの要素があるかどうか見極めるシステムができれば、ぼくはそもそも借金を実現できなかったと考え付いたわけです。

となれば?そのシステムをつくっちゃおー。えっ?アメリカにできた?それもインターネットを使う?そりゃーやらずばなるまい。そしてできたのがウィキバンクのサイトであります。

ようやく一段落して足元を見ながらサイトのリンクを見直し始めることになりました。ウェッブサイトのナビゲーションが不満足な状況というのは、絶対にお客様を生み出しません。今月中にすべてきれいにする予定です。

すでに何回か出入りなさって、不都合な点に気づいておられたら、ぜひアドバイスをお寄せください。些少でありますがお礼をさし上げます。(1件あたり文具券500円)よろしくお願いします。

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